演題抄録

シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

診断・治療期からの緩和ケア ~看護師の立場から~

演題番号 : S8-5

[筆頭演者]
藤原 由佳:1 

1:神戸大学医学部附属病院 看護部

 

 2002年にWHOの緩和ケアの定義が改訂され、緩和ケアの対象が、"治癒を目指した治療が有効でなくなった疾患をもつ患者"から"生命を脅かす疾患により生じる問題に直面している患者と家族"と改められた。つまり、緩和ケアは時期を問わず提供されるケアであることが明言されたということができる。わが国においても、2008年から実施されているがん対策推進基本計画、ならびに2012年6月から実施されている第2期がん対策推進基本計画において"早期から""診断時から"緩和ケアを行うことの重要性が示されている。
 神戸大学医学部附属病院では、がん相談室(がん相談支援センター)において、がん患者・家族から年間約500件の相談を受けている。相談者の背景は、診断期から終末期まで幅広く、相談内容も多岐にわたる。このがん相談における実践を踏まえ、診断・治療期からの緩和ケアとはどういうことか考えていきたい。
 そして、もう一点、チーム医療・緩和ケアを考えていく上で大切なことは、チームの一員としての患者・家族の存在である。いかに患者・家族をチームの中心において治療・看護をすすめていくかということも、このセッションの中であわせて考えていきたい。

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