演題抄録

シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

膵癌の増殖へ及ぼすn-3系不飽和脂肪酸の影響

演題番号 : S6-5

[筆頭演者]
竹山 廣光:1 
[共同演者]
舟橋 整:1

1:名古屋市立大 消化器外科

 

目的:n-3系不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(eicosapentaenoic acid、EPA)は、生体に対して抗炎症性サイトカイン、Lipid mobilizing factor、Proteolysis-inducing factorなどに対する影響が報告されている。本研究の目的は、膵癌細胞株へのアラキドン酸(arachidonic acid、AA)とEPAの直接的な効果を検討することである。方法:人膵癌細胞株を用い、AAとEPAの処置により増殖をin vitro及びin vivoで検討した。結果:EPAは有意の差を持って、in vitro及びin vivoいずれにおいても増殖を抑制した。この抑制は抗体を用いた抑制実験からアラキドン酸カスケードの関わるプロスタグランジン(prostaglandin, PG)E2、E3が関与していた。EPAはin vitro及びin vivoいずれにおいてもアポトーシスを誘導した。結語:EPAはPG E2産生を抑制しPG E3を産生すること、またアポトーシスを誘導することにより癌の発育を抑制した。

前へ戻る