演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

がん治療患者が必要とする支援とその支援に求められる医療連携の実際

演題番号 : P99-9

[筆頭演者]
市川 靖子:1,2 
[共同演者]
佐藤 恵:5、水野 重樹:5、冨田 晴美:3、杉本 雅和:4、深澤 陽子:1,2、森 竜久:1,2、斉藤 直樹:1,2、坂本 貴彦:1,2、太田 修二:1,2、藤田 佳嗣:1,2、住本 秀敏:1,2、関 順彦:1,2、江口 研二:1,2

1:帝京大 腫瘍内科、2:帝京がんセ、3:帝京大医学部附属病がん相談支援室、4:帝京大医学部附属病薬剤部、5:板橋区医師会

 

がん化学療法は入院から外来で行われるようになり、患者は日常生活を送りながら治療を行う時代となった。高度で質の高い治療を身近な地域内で継続的に行うことが求められる。外来治療では、診療時間内での効率的な診療と医療・環境にわたる入院とは異なる支援が必要となる。効果的な地域連携が望まれるが、多職種にわたる医療施設間の連携の遅れを見ることも少なくない。当院では、年4回の在宅医・腫瘍内科医・訪問看護師らによる症例検討会を行い、「切れ目のない医療の実現」を図る努力を行っている。一方で医療側と患者側に療養に対する認識の違い、多職種の医療者間で患者状況の認識の違いがあることが報告されている。今回、連携対象となる化学療法・早期緩和医療施行中のがん患者が安全で安心できる治療を受け続けるために、患者・医療者各々のニーズを把握する目的でアンケート調査を企画した。対象は患者・介護者、病院医師、在宅医、訪問看護師、病院薬剤師、調剤薬局薬剤師とし、患者は200例、医療者は40例ずつの回収を目標に配布した。内容は、患者に対しては1)化学療法に期待すること、2)療養場所の希望、3)終末期の医療措置への希望などとし、医療者に対しては、1) 在宅での患者のperformance status、2) 化学療法の経験、 3)化学療法の実施場所、4)化学療法使用薬剤、5)疼痛治療の有無、6)疼痛治療薬剤、7)患者情報交換の有無と方法、8)終末期の意思決定に関する話し合いの有無、9)終末期までの療養支援の実際などとし、地域医師会の協力を得た。その考察と化学療法・早期緩和医療・終末期への移行に必要なシステム構築に向けた当地域での課題と将来展望、地域連携の中での腫瘍内科医の役割も含めて発表する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:地域連携

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