演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

患者が安心して外来化学療法を受けられる体制作りの取り組み

演題番号 : P98-18

[筆頭演者]
伊佐治 哲也:1 
[共同演者]
田村 正枝:2

1:社会医療法人厚生会 木沢記念病 通院治療セ、2:岐阜県立看護大

 

【目的】通院治療センターで、化学療法を受ける患者とその家族が、安心して外来化学療法を受けられるような体制を整えることを目的とする。その方法として、外来化学療法看護マニュアルを整備し、指導に必要なパンフレット等を準備する。【方法】1.患者が安心して外来化学療法を受けられる体制について、通院治療センター看護師と薬剤師と共に体制整備の検討会を実施する。2.問題や要望について、治療中の患者に聞き取りを行う。3.検討会から明らかになった課題をふまえて、外来化学療法看護マニュアルの作成や指導パンフレットの準備をする。4.対象患者に看護マニュアルに基づいた実践と評価をする。5.本取り組みに対する意見や感想の聞き取りを行う。【結果】1.副作用を早期に発見できる支援、看護師が同じ視点で観察や指導ができるようになる、遠方からの患者でも心配なく療養生活が送られるようになるための体制を整えることを課題とした。2.各副作用の患者指導のポイントや使用するパンフレットを整理した。看護師、薬剤師の役割を明記し、通院治療センター、外来、救急外来看護師の連携が図れるように体制を整えた。在宅緊急時の電話相談方法と看護師の対応手順と緊急時の対応を整備した。3.対象患者4事例にマニュアルに基づいた援助を実践した。取り組み後、評価として聞き取りをした。対象患者全員、不安や心配は無かったとの意見であった。在宅緊急時の電話相談体制では、安心や助かるとの意見であったが、利用はなかった。看護師、薬剤師からの指導に対しては、ありがたい。との意見があったが、経口抗がん剤を内服する患者にも声をかけてほしい。との意見もあった。4.外来・救急外来看護師からの評価では、業務多忙のためマニュアルを使用しなかったとの意見が多かった。5.通院治療センター内の評価として、全員がマニュアルを使用しながら援助し、遠方から通院する患者への支援も意識しながらできていた。【考察】通院治療センターでの看護師、薬剤師の役割分担や患者指導、電話相談体制は患者の安心につながった。一部の外来看護師は、マニュアルを使用していた。このようなスタッフの実践能力を向上させることは重要な役割である。しかし、マニュアルを使用しなかったとの意見が外来看護師から多く聞かれたことから、院内でこのマニュアルを広め、それぞれのスタッフとの連携の強化が今後の課題となった。

キーワード

臓器別:その他

手法別:がん看護

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