演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

化学療法室通院患者の相談内容・対応状況と今後への期待

演題番号 : P98-16

[筆頭演者]
鹿嶋 真由美:1 
[共同演者]
岡本 康:2、中村 陽一:2、渡邉 学:2、浅井 浩司:2、桐林 孝治:2、榎本 俊行:2、斉田 芳久:2、長尾 二郎:2、草地 信也:2

1:東邦大医療セ大橋病院化学療法室、2:東邦大医療セ大橋病院外科医師

 

【背景】外来通院で、化学療法を受け日常生活を送っている患者は多い。通院治療後、日常生活を送るにあたり、疾患への不安、副作用出現によるQOLの低下などを経験し、受診日に自宅での苦しかった状況を話す患者も多い。今回、早期に患者の苦痛に対処する目的で、メールや電話による患者相談を開始した。相談内容の現状・対処を報告するとともに、今後、がん患者全体に対する相談窓口の開設などについての方向性と課題について報告する。【現状】期間:2010年7月~2013年3月現在。相談延べ人数269名(メール219件。電話50件)方法:メール及び電話.窓口看護師:化学療法看護認定看護師 1名。受付時間:24時間。相談内容:有害事象184件(吐き気、嘔吐、発熱、倦怠感、手足症候群、末梢神経障害、口内炎、浮腫、不安)、有害事象悪化及び身体的苦痛により救急外来受診 10件、家族からの患者経過報告、家族の不安20件、予約変更など10件、その他の症状15件。以上の内容であった。相談内容と対処内容については、担当医師へ報告し、医師の指示が必要な場合は確認後、患者に対処方法を説明した。相談が多い時間は、18;00~24:00であった。患者の反応は、「いつでも相談できると思うと安心する」「不安を聴いてほしい」「今日受診したけど、今疑問が出てきた」などであった。常にサポートしてほしいという患者の思いが感じられた。医師は事前に情報を知ることで、受診時に迅速な対応に繋がる症例もあった。【結語】当施設においては、がん相談窓口は開設されていない。年間の化学療法室使用患者は、延べ人数で3000名を超えている。また、緩和治療を受けている患者も多い。このような現状の中、がん患者に対する継続的なサポートが求められている。しかし、医療者の人員不足や時間の設定、医師、看護師、薬剤師、事務など関連職種とのチーム連携は可能かなど現在課題を抱えている状況である。がん患者が増加している現状を踏まえ、患者に対し安全・安心の技術を提供していくことが必要であり、今後検討していくべき課題であると考える。

キーワード

臓器別:その他

手法別:化学療法

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