演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院での高リスク限局性前立腺癌に対する放射線外照射療法と内分泌併用についての検討

演題番号 : P97-2

[筆頭演者]
飯尾 浩之:1 
[共同演者]
上野 恵輝:1、中島 英:1、月森 翔平:1、清水 真次朗:1、二宮 郁:1、橋根 勝義:1

1:四国がんセンター 泌尿器科

 

【目的】当院での高リスク限局性前立腺癌(D'Amico分類)に対する放射線外照射療法の成績について検討する。【対象と方法】2006年4月から2013年3月までに、当院でT2c以下の高リスク限局性前立腺癌に対し放射線外照射療法を施行した150例を対象とした。治療開始前の年齢の中央値は75歳(57~87歳)、 PSA中央値は14 ng/ml(3.63~215 ng/ml)であった。Gleason scoreは6が7例、7が19例、8が62例、9が50例、10が12例。T分類ではT1bが1例、T1cが84例、T2aが18例、T2bが25例、T2cが22例だった。D'Amico分類における高リスク因子(PSA20以上、T2c、GS8以上)の個数別に分類すると1因子が111例、2因子が31例、3因子が8例であった。PSA再発はPhoenixの定義を用い、PSA非再発生存率にはKaplan-Meier法を用いた。【結果】照射方法ではIMRTが75例、3D-CRTが75例。線量は72Gyが87例、74Gyが28例、78Gyが35例であった。RT単独が42例、内分泌併用が108例だった。ネオアジュバント期間の中央値は5.7カ月(1.4~23.7カ月)だった。経過観察期間の中央値は10.2カ月(0~81.5カ月)で前立腺癌死は認めなかった。PSA再発は10例に認め、3年、5年のPSA非再発生存率はそれぞれ88.3%、57.0%であった。また、内分泌併用の有無でPSA非再発率に有意差は認めなかった。【結論】当院では高リスク限局性前立腺癌に対して6カ月間のネオアジュバント内分泌治療(LHRH単独)で放射線外照射療法を施行している。また、高リスク因子が2因子以上であれば2年間のアジュバントを追加で施行しており、この妥当性について追加検討予定である。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:放射線治療

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