演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

MRSと拡散強調画像における前立腺内多発癌病巣の悪性度診断

演題番号 : P96-15

[筆頭演者]
北村 香介:1 
[共同演者]
武藤 智:1、神長 達郎:3、古謝 将之:1、中島 晶子:1、堀内 明:1、井上 正浩:1、野間 康央:1、常盤 紫野:1、斉藤 恵介:1、吉井 隆:1、磯谷 周治:1、井手 久満:1、山口 雷蔵:1、堀江 重郎:2

1:帝京大学 泌尿器科、2:順天堂大学 泌尿器科、3:帝京大学 放射線科

 

【目的および背景】限局性前立腺癌の80%はmultifocalだが、臨床的に有意な癌病巣のみを治療するFocal therapyを行うことができればovertreatmentをなくすことが可能である。本研究ではProton MR Spectroscopy(MRS)および拡散強調磁気共鳴画像法(DW-MRI)によって前立腺内各癌病巣におけるGleason scoreが同定可能かを検討した。【対象、方法】MRSおよびDW-MRI施行後、術前補助療法なしに根治的前立腺摘除術を行った42例を対象とした。全摘標本から前立腺内の娘病変も含めた全ての癌病巣それぞれのGleason scoreを決定し、MRSにおいてそれぞれの癌病巣に一致する部位のCholine + Creatine / Citrate値(Ccr値)を測定した。【結果】年齢中央値64歳(52-72歳)、MRSから手術までの期間中央値(範囲) 5日(1-137日)、術前PSA中央値は9.29 ng/ml (範囲; 3.24-46.00)であった。全摘標本における評価腫瘍個数109個(平均2.6個/人)。全摘標本における腫瘍部位別Gleason scoreは≦3+3 57病変、3+4 30病変、4+3 9病変、≧4+4 13病変であった。腫瘍部位別Ccrをgrid内最高値で比較すると、≦3+3群 1.07±0.57、3+4群1.86±1.57、4+3群1.96±0.86、≧4+4群2.12±1.00とGleason scoreが高くなるほど有意(P=0.0000)にCcr値の増加を認めた。またDW-MRIの感度は≦3+3 40%、3+4 50%、4+3 51%、≧4+4 54%であった。【結論】MRSは限局性前立腺癌における娘病変も含めた前立腺内多発病変それぞれのGleason scoreを同定できる可能性がある。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:画像診断(イメージング)

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