演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

高密度焦点式超音波治療の直後に観察される急峻なPSA上昇と生化学再発の関連

演題番号 : P96-12

[筆頭演者]
稲元 輝生:1 
[共同演者]
小村 和正 :1、増田 裕:2、和辻 利和 :3、木山 賢:1、東 治人:1

1:大阪医科大学 泌尿器科、2:藍野病院、3:枚方市民病院

 

限局性前立腺癌をhigh-intensity focused ultrasound (HIFU) 療法下際の治療直後のPSAの急峻な上昇と治療後の生化学再発の関連性を検討する。176人の前立腺癌患者をHIFUで治療したデータベースを用いた。治療直後の急峻なPSA上昇度の定義にはPSAバウンスを利用した。PSA値、T stage、リスクグループ、年齢、Gleason score、PSA nadir、HIFUセッション回数などを合わせて検討した。急峻なPSA上昇は53%の患者で観察されmedian follow-upは43ヶ月であった。PSA nadirは85.1%の患者で3ヵ月以内に達成された。全患者で急峻なPSA上昇はHIFU後の2日以内に観察された。上昇度のmedianは23.69 ng/mlであった。2 ng/mlより大きい上昇は89.4%で観察された。多変量解析の結果として急峻なPSA上昇とHIFUセッション回数が生化学再発と関わる因子と判明した。さらに 低リスクと中等度リスクの患者で急峻なPSA上昇が生化学再発と有意に相関することが判明した。急峻なPSA上昇は高リスクの前立腺癌患者では生化学再発の有無によらず観察され、治療後の生化学再発の予測は不可能であるが低リスクと中等度リスクの患者では急峻なPSA上昇の有無で生化学再発を予測出来る。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:その他

前へ戻る