演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

前立腺癌におけるMRI拡散強調画像の有用性 前立腺生検適応判定の補助ツールとして

演題番号 : P96-7

[筆頭演者]
島本 力:1 
[共同演者]
蘆田 真吾:1、波越 朋也:1、山崎 一郎:1、井上 啓史:1、執印 太郎:1、野上 宗伸:2、小川 恭弘:2、片平 和博:3

1:高知大医 泌尿器科、2:高知大医 放射線科、3:熊本中央病 放射線科

 

【目的】当院では画像診断精度向上を目指し、2009年1月より前立腺癌診断において、3 tesla(3T) MRIによる拡散強調画像(DWI)を導入している。今回MRI画像所見と生検病理所見を比較し、その診断精度について検討を行った。【対象と方法】前立腺癌疑いにて、当院で3T MRIを撮影し、経直腸的前立腺生検(12か所)を施行した54例を対象とした。全例において生検前にMRIを撮影し、T2強調像(T2WI)、拡散強調像(DWI)、ADC mapを用い、画像診断を行った。前立腺を辺縁域(Pz)の内側、外側及び内腺(IG)、左右計6領域に区分し、MRI画像所見と病理所見を比較検討した。【結果】患者の年齢中央値は73(54-92)歳、生検前PSA中央値は7.800(3.16-90.506)ng/mlであった。生検を施行した54例中27例(50.0%)で前立腺癌を認めた。コア別に検討した所、318か所中70か所で癌陽性であり、T2WI、DWI共に所見を認めた部位での感度、特異度、陰性的中率、正診率は94.0%、98.4%、97.2%、96.6%と諸家の報告と同等であった。MRIにてT2WI及びDWIで前立腺癌を疑う所見を認めなかった30例中、生検で癌陽性であった症例は1例のみであった。【結語】前立腺癌診断におけるMRI拡散強調画像は有用であり、前立腺生検適応判定の補助ツールに利用できる可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:画像診断(イメージング)

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