演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における前立腺生検の検討

演題番号 : P96-4

[筆頭演者]
諸隈 太:1 
[共同演者]
上田 耕平:1、小林 聡:1、白水 翼:3、長沼 英和:2、李 賢:2、内野 洋志:1、徳田 倫章:1

1:佐賀県医療セ好生館 泌尿器科、2:大分県立病 泌尿器科、3:九州大 泌尿器科

 

(目的)当院における前立腺針生検の結果を検討した。(対象と方法)2008年3月から2012年12月の間に当科で経会陰式前立腺針生検を施行され、PSA値が100ng/ml以下である481例を対象とした。生検部位(本数)に変更を加えてきたため、それぞれの生検方法に応じて期間を3期に区分した。2008年3月から2010年12月の期間を「前期」とし、2011年1月から2011年12月の期間を「中期」とし、2012年1月から2102年12月の期間を「後期」とした。「前期」、「中期」、「後期」でのそれぞれの症例数は240、119、122、平均年齢(歳)は68、68.3、66.7、平均PSA値(ng/ml)は12.4、12.2、11.9、平均生検本数は20、21.0、16.5だった。「前期」では定位置20ヶ所生検を行い、「中期」と「後期」は前立腺最大割面の面積に比例して生検本数を決定した。また「中期」ではanterior fibromuscular stroma(AFMS)を4ヶ所追加生検した。「後期」では、生検前造影MRIで有意な所見を認めた場合に同部位を2ヶ所追加生検した。(結果)全症例での癌検出率は39.9%、陽性症例の平均グリソンスコア(GS)は7.0、平均陽性本数は4.9本だった。「前期」、「中期」、「後期」での癌検出率(%)は34.6、43.7、46.7、陽性症例の平均GSは7.1、7.1、6.9、平均陽性本数は5.1、5.1、4.2だった。またPSA監視療法の選択基準としてのGS≦6、PSA≦10ng/ml、臨床病期T2以下、陽性コア2本以下、およびPSA density<0.15ng/ml/gを満たした症例数は「前期」、「中期」、「後期」で5例、1例、2例だった。(考察)生検方法を継時的に変化させているが、生検本数の減少傾向に対して、癌検出率は増加傾向を認めた。また検出した前立腺癌の多くは臨床的癌であろうと思われた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:診断

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