演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

尿路上皮癌に対するゲムシタビン単剤併用放射線治療の短期成績

演題番号 : P95-3

[筆頭演者]
河野 友亮:1 
[共同演者]
福井 直隆:1、影山 幸雄:1、東 四雄:1

1:埼玉県立がんセ 泌尿器科

 

背景GC療法と放射線の併用療法についての良好な成績が報告されている。我々は進行性ないし局所再発膀胱癌に対してGC療法と放射線の併用治療を行ない比較的良好な制癌効果が得られ、2012年に報告した。最近ゲムシタビン単剤と放射線治療の併用についてもCR率88%と優れた成績が報告された。今回はシスプラチン投与不適症例に対して、ゲムシタビン単剤併用による放射線治療を行ない、良好な短期成績を収めたので報告する。対象と方法2011年5月以降、現在までに6症例にゲムシタビン単剤併用放射線治療を行った。導入理由は浸潤性膀胱癌が5例、リンパ節転移に対する局所治療が1例。シスプラチン不適の理由は、肺抗酸菌症合併1例、腎機能低下1例、高齢2例、本人希望2例であった。平均年齢は74.2歳(56~84)で、ゲムシタビンの投与量は1000mg/m2 2週間毎:1例、500mg/m2 2週間毎:1例、100mg/m2 毎週:4例とした。結果重篤な有害事象は認められず、ほぼ予定通りの治療が可能であった。血液毒性についてはGrade3の好中球減少を1例みとめたのみで、100mg/m2で施行した4例については血液毒性はほとんど認められず、高齢の症例においても安全に導入することが可能であった。TURB、膀胱鏡、尿細胞診や画像検査等により効果判定を行い、平均観察期間8.3ヶ月(2~22)で全例がCRを維持している。結論ゲムシタビン単剤併用放射線治療は高齢者や合併症のため化学療法の副作用が懸念される症例に対しても安全に導入する事か可能であり、また観察期間は短いものの制癌効果も良好である。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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