演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

上部尿路上皮癌補助化学療法におけるGlasgow prognostic scoreの有用性の検討

演題番号 : P94-11

[筆頭演者]
谷川 剛:1 
[共同演者]
大草 卓也:1、谷口 歩:1、岩西 利親:1、松崎 恭介:1、中川 勝弘:1、蔦原 宏一:1、今村 亮一:1、山口 誓司:1

1:大阪府立急性期・総合医療セ

 

【背景】リスク因子を持つ上部尿路上皮癌と診断された場合術前もしくは術後に化学療法が施行されることも多いがその有効性に関して一定の見解がないのが現状である。【目的】systemic inflammatory response markerの一つであるGlasgow prognostic score(GPS)の上部尿路上皮癌補助化学療法における有用性について後ろ向きに検討する。GPSは血清CRP値(>1.0mg/dl)と血清アルブミン値(<3.5g/dl)のいずれも満たさない場合はGPS0、いずれか一方を満たす場合はGPS1、両者を満たす場合はGPS2とした。【対象と方法】当センターで腎尿管全摘除術を施行した196例を対象とした。GPSと補助化学療法の関係をKaplan-Meier法にて癌特異的生存率を算出し、解析した。【結果】術前もしくは術後にシスプラチンベースの補助化学療法を施行したのは49例で未施行群の方が有意差はないものの予後良好な傾向であった(p=0.0775)。GPS(0/1/2)は156/31/9例であった。GPS0群の中でも補助化学療法未施行群の方が施行群に比し予後良好(p=0.0072)で、GPS1/2群では補助化学療法の有無では有意差を認めなかった。GPS1/2群かつpT3以上やGPS1/2群かつ脈管浸潤有のグループでは有意に補助化学療法施行群の方が予後良好であった(p=0.0455, 0.0463)。【結論】GPSと病理組織学的ハイリスク因子を組み合わせることで補助化学療法の効果が期待できるグループを予測できる可能性がある。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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