演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における進行性腎細胞癌に対する分子標的薬Sequential Therapyの経験

演題番号 : P94-7

[筆頭演者]
甲斐 友喜:1 
[共同演者]
藤浪 弘之:1、菅 朋子:1、成松 隆弘:1、羽田 真郎:1、山崎 六志:1、澁谷 忠正:1、平井 健一:1、森 健一:1、秦 聡孝:1、住野 泰弘:1、佐藤 文憲:1、三股 浩光:1

1:大分大学医学部附属病院 腎泌尿器外科学

 

【目的】当院における分子標的薬を投与した進行性腎細胞癌症例にて、2nd line以降のSequential Therapyについて検討した。【対象と方法】2013年5月までに進行性腎細胞癌患者に対し33名のべ55症例に分子標的薬を投与した。そのうちsequentialに投与を行ったのは12名であった。年齢の中央値は65歳(55-76歳)、男性11例、女性1例。組織型は淡明細胞癌10例、ベリニ管癌1例。Sequentialの内訳はTKI→TKI 5例(sorafenib→sunitinib 4例、sunitinib→sorafenib 1例)、TKI→mTORI 4例(sorafenib→everolimus 2例、sunitinib→everolimus 1例、sunitinib→temsirolimus 1例)、3rd lineまでの施行は3例(sorafenib→sunitinib→everolimus 1例、sorafenib→temsirolimus→everolimus 1例、sunitinib→temsirolimus→axitinib 1例)であった。効果判定はRECIST基準、副作用判定はCTCAE4.0を用いた。【結果】2nd line治療の平均投与期間は、TKI→TKIでは0.75ヵ月(SD2例、評価不能3例)、TKI→mTORIでは14.5ヵ月(SD3例、PD1例)であった。無増悪生存期間はTKI→TKIでは0.75ヵ月、TKI→mTORIでは12ヵ月であった。有害事象にてTKI→TKIでは5例中3例が投与中止、TKI→mTORIでは減量はあるものの投与中止症例は認めなかった。3rd line投与例では、平均投与期間は7ヵ月(SD2例、評価不能1例)であり、有害事象により1例が投与中止となった。【結論】2nd line治療では、TKI→TKI と比べるとTKI→mTORIでは長い奏効期間を認めたが、TKI→TKIの多くでは有害事象による投与中止を余儀なくされており、単純には比較はできなかった。今後いかに分子標的薬の投与期間を延長することができるか3rd line以降の薬剤選択が重要であると考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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