演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Palliative Prognostic Index(PPI)は婦人科癌患者の予後指数となりうる

演題番号 : P91-17

[筆頭演者]
中村 圭一郎:1 
[共同演者]
春間 朋子:1、福島 千加子:1、楠本 知行:1、関 典子:1、平松 祐司:1

1:岡山大 産婦人科

 

【目的】近年, 婦人科癌死亡数は罹患数ともに増加しており, 癌終末期患者のLife care (ライフ ケア)は患者・家族にとって大きな問題である。癌終末期患者の予後予測することは医師側, 患者側双方とも重要であり, 採血や画像検査が必要ないPalliative Prognostic Index(PPI)が婦人科癌患者の予後指数となりうるか検討を行った。【方法】2006年1月から2012年12月までの7年間で当院緩和医療を行った婦人科癌患者67名(子宮頸癌23名、子宮体癌18名、卵巣癌26名)を対象に, PPI (Palliative Performance Scale (0-4.0), 経口摂取量 (0-2.5) 安静時呼吸困難 (0-3.5), せん妄 (0-4.0), 浮腫(0-1.0): Total 0-15.0)を用いて, 予後との相関について, 検討を行った。【結果】全婦人科癌終末期患者の平均 PPI値は3.43であり, 子宮頸癌は 2.39, 子宮体癌は3.80, 卵巣癌は4.09であった。3週以内で死亡したPPI>6.0の患者をReceiver Operatorating Characteristic curve (ROC)曲線を用い, Area under the curve (AUC)を求めたところ, 全婦人科癌67名ではAUC = 0.831, 感度: 78.8%, 特異度: 88.2%であった。子宮頸癌23名においてはAUC = 0.796, 感度: 84.2%, 特異度: 75.0%, 子宮体癌18名においてはAUC=0.885, 感度: 76.9%, 特異度: 100.0%, 卵巣癌26名においてはAUC = 0.799, 感度: 72.2%, 特異度: 87.5%であった。全婦人科癌, 子宮頸癌, 子宮体癌, 卵巣癌患者を3週以内で死亡したPPI>6.0群とそれ以外群の2群に分けて, Kaplan-Mayer 法にて予後について検討したところ, 3週以内で死亡したPPI>6.0群はそれ以外の群と比較し, いずれの疾患においても有意に予後が悪かった(P < 0.001, P < 0.001, P = 0.002, P < 0.001)。【結語】婦人科癌患者は, PPIが予後指数となりうることが示唆された。

キーワード

臓器別:その他

手法別:緩和医療

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