演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

da Vinciを用いた婦人科がん手術

演題番号 : P91-13

[筆頭演者]
森竹 哲也:1 
[共同演者]
在津 令子:1、小島 淳哉:1、佐川 泰一:1、西 洋孝:1、伊東 宏絵:1、寺内 文敏:1、井坂 惠一:1

1:東京医科大学 産科婦人科学教室

 

腹腔鏡下手術支援ロボット(da Vinci)は、現在国内にて泌尿器科を中心に普及しつつあるが婦人科領域においてはまだ十分な導入とは言えない。当教室では、2009年より婦人科がんに対してda Vinciを用いており、現在までに101例の悪性腫瘍を取り扱っている。今回我々は当施設でのda Vinciを用いた悪性症例手術例に関して検討した。(対象と方法)進行例を除き子宮頸癌、子宮体癌例を十分なインフォームドコンセントおよび倫理委員会の承認のもとにda Vinciを使用して手術した。その上で、手術時間、出血量、入院期間、合併症の有無を開腹術と比較した。(結果)当院における101例の内訳は子宮全摘10例、子宮全摘およびリンパ節郭清術58例、準広汎子宮全摘術8例、広汎子宮全摘術8例であった。開腹術と比較し手術時間の延長が認められるものの、著明な出血量の減少ならびに入院期間の短縮を認めた。合併症には有意差は認められなかった。手術時間よりみた同一術者による学習曲線の検討でも、10例前後の経験にて大幅な手術時間の短縮が認められた。(結語)da Vinci手術が普及して来ている米国においては、婦人科手術例が第1位となっており、悪性腫瘍の子宮全摘例はその約70%近くをda Vinciによって行いつつある。一方本邦ではまだ十分に普及しつつあるとは言えず、術者の数も十分ではない。今回の当院における101例の経験からも、本邦婦人科悪性腫瘍におけるda Vinci手術の参入は必須条件になると考えられる。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:手術療法

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