演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

卵巣悪性病変を合併した若年子宮体癌症例の検討

演題番号 : P91-10

[筆頭演者]
大山 拓真:1 
[共同演者]
大石 杉子:1、新田 迅:1、仲本 朋子:1、久高 亘:1、稲嶺 盛彦:1、長井 裕:1、青木 陽一:1

1:琉球大学

 

【目的】若年者宮体癌は全体の2~14%と言われているが、近年増加傾向にあり、巣悪性病変合併の頻度が高くなることも指摘されている。今回、当科で治療した若年子宮体癌症例、特に卵巣悪性病変合併症例の臨床像、および卵巣温存の可能性について検討した。【方法】1990年~2013年の間に45歳以下の若年子宮体癌に対して手術を施行した103症例、および卵巣悪性病変を合併した10症例を対象に、臨床病理学的因子について検討した。【結果】103例の年齢の中央値は39歳、進行期は1期77例、2期15例、3期11例であった。卵巣悪性腫瘍合併は10例であり、3例(2.9%)が卵巣転移、7例(6.8%)が重複卵巣癌であった。重複卵巣癌7例中5例は子宮体癌1期で筋層浸潤1/2以下であり、7症例いずれも手術前より卵巣腫大が認められた。7例中5例は再発所見なく経過しているが、2例が原病死となっている。卵巣転移の3症例は、いずれも筋層浸潤が深く、リンパ節転移も陽性であった。【結語】重複癌症例では7例中4例が子宮または卵巣の進行癌であり、2例が原病死となっていた。一方、高分化型で筋層浸潤が浅く、卵巣腫大を伴わない子宮体癌はすべて卵巣病変が認められず、温存の検討の予知もあると思われた。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:手術療法

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