演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発子宮頸癌に対する骨盤除臓術を選択した症例の検討

演題番号 : P91-2

[筆頭演者]
大隈 恵美:1 
[共同演者]
野口 光代:1、林 久雄:1、西山 哲:1、橋口 真理子:1、中尾 佳史:1、岩坂 剛:2、横山 正俊:1

1:佐賀大学 産婦人科、2:高木病院

 

再発子宮頸癌に対する治療として、骨盤除臓術(PE)はガイドラインで推奨されるものの、患者のQOLを著しく損なうことが多く、充分な適応の検討とインフォームドコンセントを行い選択するべき治療法である。2005年から2012年までに当科にて経験した5例のPEに対して後方視的に検討をおこなった。年齢は35歳から60歳、全例で放射線治療後の照射野内再発に行われた。子宮頸癌初回治療時の進行期は1a期、1b期、2a期、2b期、4b期で、2例は化学放射線療法後再発、3例は手術療法や化学療法後再発に対する放射線治療後再発であった。全骨盤除臓術が4例、前方除臓術が1例で、尿路変更は1例に回腸導管、3例に尿管皮膚廔、1例に腎廔が選択された。転帰は2例無病生存、2例が原病死、1例が術後合併症による死亡である。また死亡例の3例はいずれも術後のうつ状態が強く、投薬や精神科コンサルトを必要とした。肉体的にも精神的にも大きなダメージを負う治療であるが、治療によって長期生存を得られる症例もあり、再発後治療として早めに考慮した例が予後良好である可能性が示唆され、放射線治療後の再発子宮頸癌に対する治療として挙げるべき手術療法の一つであると考えられた。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:手術療法

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