演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

OHP,CPT-11不耐容進行再発大腸癌に対するCape + BV療法

演題番号 : P85-17

[筆頭演者]
富沢 賢治:1 
[共同演者]
花岡 裕:1、戸田 重夫:1、森山 仁:1、的場 周一郎:1、黒柳 洋弥:1

1:虎の門病院 消化器外科

 

【背景と目的】近年、大腸癌患者の増加に伴い、高齢者やL-OHP、CPT-11を含む治療に不耐容な進行再発大腸癌に対する化学療法の治療選択が課題となっている。大腸癌治療ガイドラインではそのような症例に対する治療選択として、Bevacizumab(以下BV)投与可能と判断される場合は5FU/LV+BV 療法が推奨されている。更に高齢者に対してはCapecitabine(以下Cape)+ BV併用療法の有用性も海外第3相試験で報告されている。今回、当院においてL-OHP、CPT-11を含む治療に不耐容と判断された症例にCape+BVで治療を開始した症例について検討した。【方法】2012年~2013年5月までに当院にてL-OHP、CPT-11不耐容を理由にBV+Capeで一次治療を開始した6例についてレトロスペクティブに検討を行った。【結果】年齢の平均値は80歳(69~87)、転移部位は肝/肺/腹膜播種/傍大動脈リンパ節:2/4/1/2であった。L-OHP、CPT-11を含む治療に不耐容であった理由は、末梢神経障害の既往による拒否が2例、高齢のため(80歳以上)が4例であった。3例に腫瘍縮小効果を認め奏効率は50%であった(PR/SD/NE:3/1/2)。治療継続期間の平均値は14ヶ月(3ヶ月~25ヶ月(全例継続中))。Grade3以上の有害事象は下痢1例、深部静脈血栓症1例(1年間BV休薬後Cape+BV治療再開)であった。Cape特有の副作用としてGrade1のHFSが1例に認められた。【結語】L-OHP、CPT-11を含む治療に比べて治療強度が弱いと考えられるCape + Bev療法であるが、奏効率50%と高い奏功率が得られ有効性が示唆された。また観察期間は短いながらも、6例全例でBV+Cape療法を継続しており、かつ比較的安全で忍容性の高い治療であると考えられた。L-OHP、CPT-11治療に不耐容な症例に対してCape + Bev療法は有効な治療選択となると考えられた。総会までに観察期間が延長されたもの、及び、新規症例を加えて再度検討を行ったものを報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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