演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行再発大腸癌に対するL-OHP使用レジメンにおける治療効果および有害事象の検討

演題番号 : P85-1

[筆頭演者]
金澤 周:1 
[共同演者]
大田 貢由:1、石部 敦士:1、渡邉 純:3、渡辺 一輝:3、大島 貴:1、市川 靖史:3、益田 宗孝:2、國崎 主税:1、遠藤 格:3

1:横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター、2:横浜市立大学医学部 外科治療学、3:横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学

 

【目的】進行再発大腸癌症例に対する一次治療としてのL-OHP使用レジメンにおける治療効果および有害事象について明らかとする.【対象・方法】2008年から2012年に,一次治療としてFOLFOX療法あるいはXELOX療法を施行した進行再発大腸癌57例の,治療効果(TTF, TTP)および有害事象の発現頻度・時期について検討をした.【結果】男:女=37:20,年齢の中央値は64歳(40-83)であった.病期はStageIV18例,術後再発39例,評価病変は肝25例,肺20例,リンパ節11例,腹膜播種8例であった.レジメンは,FOLFOX(+BV)(n=36),XELOX(+BV)(n=21)であった.末梢神経障害(PN)は55例(96.5%)で認められ,Grade3PNは26例(47.3%)で生じ,FOLFOX群14/36例(38.9%),XELOX群12/21例(57.2%)であった.Grade3PN発症の中央値は, FOLFOX群164.5(35-330)日,XELOX群148(21-266)日であった.Grade3PN出現時のL-OHP投与量の中央値は1520(360-3060)mgであった.PN以外のGrade3以上の有害事象の出現率は,好中球減少11例(19.3%),倦怠感6例(10.5%),下痢5例(8.8%),食欲不振(7%),悪心4例(7%),アレルギー4例(7%)であった. 有害事象により,L-OHPを中止した症例は29例(50.9%)で,その症例におけるTTFはFOLFOX群5.4か月,XELOX群4.9か月であり,TTPはFOLFOX群13.4か月,XELOX群12.5ヶ月であった. 【結語】進行再発大腸癌に対する,一次治療でのL-OHP使用レジメンのGrade3PNはXELOX群でやや多く発症時期が早い傾向が認められた.有害事象によりL-OHPを中止し一次治療を継続した症例は10ヶ月以上のTTPが認められる事から,L-OHPを中止したレジメンで一次治療の継続を検討する必要性が示唆された.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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