演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

大腸癌肝転移症例におけるMET、HGF 遺伝子発現量の検討

演題番号 : P84-10

[筆頭演者]
倉持 英和:1,2 
[共同演者]
中村 紋子:1、中島 豪:1、近藤 侑鈴:1、林 和彦:1

1:東京女子医科大学病院 、2:東京女子医科大学八千代医療センター

 

【背景】METはHepatocyte Growth Factor (HGF)の膜表面受容体であり、抗アポトーシス、細胞分裂促進などに関係している。MET/HGFを標的とした分子標的薬剤が開発され現在様々な癌腫で開発治験が行われている。METの発現強度がMET阻害剤の効果と関係することが示されている。【方法】当院で原発巣と肝転移の切除が行われた大腸癌症例49例(同時性転移31例、異時性転移18例)を対象とし、手術検体の FFPEサンプルより原発、転移各々のc-DNAを作成してreal-time RT-PCR法にてMET, HGFのmRNA発現量を測定した。【結果】METの原発巣での発現は、肝転移巣での発現と有意な相関を示した(Rs=0.61, p<0.0001)。一方HGFも原発巣、肝転移巣において有意な相関関係があり(Rs=0.38, p=0.0074)、原発巣でのMET発現とHGF発現との間には負の相関が認められた(Rs=-0.34, p=0.018)。原発巣におけるMETおよびHGF発現量と病理学的因子(深達度、リンパ節転移、ly, v因子)、再発の有無、全生存期間との間に統計学的関連は認めなかった。【まとめ】原発巣と肝転移巣のMET、HGFのmRNA発現量には有意な相関があり、原発巣での発現量から肝転移巣における発現を予測しうることが示された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:バイオマーカー

前へ戻る