演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行・再発胃癌に対するS-1隔日投与+レンチナン併用療法の第II相臨床試験

演題番号 : P81-7

[筆頭演者]
吉野 茂文:1 
[共同演者]
坂田 晃一朗:2、西村 拓:2、山本 達人:3、古谷 卓三:4、硲 彰一:1、岡 正朗:1

1:山口大学大学院 消化器・腫瘍外科学 、2:下関厚生病院 外科、3:都志見病院 外科、4:関門医療センター 外科

 

【はじめに】進行・再発胃癌に対する標準化学療法はS-1+CDDPであるが、副作用が高頻度に出現するためS-1単剤投与も標準療法の1つと考えられる。S-1単剤投与における更なる忍容性の向上を目指してS-1隔日投与+レンチナン併用療法を考案した。【目的】進行・再発胃癌患者を対象に、S-1隔日投与法+レンチナン併用療法の臨床的有用性を検証することを目的として、Primary endpointは治療成功期間(TTF)、Secondary endpointsは、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、抗腫瘍効果(奏効率)、有害事象発生率とした。【対象および方法】対象は初回治療例で測定可能病変の有無は問わず、また術後補助化学療法にS-1を投与している場合は投与終了から6か月以上経過していることとした。S-1は80mg/ m2/日で月、水、金、日と曜日をずらさずに隔日で投与し、レンチナンは2mg/週を静注した。目標症例数は37例である(閾値TTF 3ヶ月、期待TTF 4.5ヶ月、有意水準5%、検出力80%)。【結果】現在までに29例が登録され、TTFは165日であり閾値TTFは超えていた。またRECIST評価が可能な19例での効果は、PR 4例、SD 10例、PD 5例でありRRは21.1%、DCRは73.7%であった。有害事象はG1、G2、G3の好中球減少がそれぞれ6、1、1例のみであり、またG2以上の非血液毒性は見られず良好なQOLが保たれていた。【結語】進行・再発胃癌に対するS-1隔日投与+レンチナン併用療法は、中間解析ではあるが有効かつ安全な治療であることが確認された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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