演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行・再発胃癌に対する二次療法としてのCPT-11+CDDP療法の有用性

演題番号 : P81-6

[筆頭演者]
上野 太輔:1 
[共同演者]
松本 英男:1、村上 陽昭:1、河合 昭昌:1、遠迫 孝昭:1、窪田 寿子:1、東田 正陽:1、中島 洋:1、岡 保夫:1、奥村 英雄:1、平井 敏弘:1、中村 雅史:1

1:川崎医科大学 消化器外科

 

はじめに:我々は進行・再発胃癌に対して二次療法としてCPT-11+CDDP療法を行ってきた。二次療法としてのCPT-11+CDDP療法の有用性について検討した。方法:対象は2006年7月から2013年1月までに当科で、二次療法としてCPT-11+CDDP療法を施行した34症例を対象とした。男性29人、女性5人、平均年齢は62.94歳であった。胃切除例は23例、非切除例は11例(バイパス術後3例を含む)であった。一次療法の内訳はTS-1+Paclitaxelは27例、TS-1+Docetaxelは4例、TS-1単独は3例であった。効果判定はRECIST(Ver 1.1)を用いて行った。CPT-11 70mg/m2+CDDP 30 mg/m2をDay1, 15に投与し28日を1サイクルとした。化学療法施行時には入院管理下で、総輸液量を2500mlとhydrationを行った。結果:標的病変は、肝転移17例、腹膜播種6例、リンパ節6例、脾臓1例、なし4例であった。二次療法開始理由は標的病変の増大20例、tumor markerの増加5例、腹水出現3例、骨転移2例、リンパ節転移2例、皮膚転移1例、間質性肺炎の出現が1例 であった。CPT-11+CDDPの投与サイクル数は1回~16回、平均6.59回であった。奏功率(RR)は29.4%(CR 5例、PR 5例)で、SD症例は4例、PD症例は20例であった。二次療法以降の無増悪期間(PFS)は3.6ヶ月、MSTは5.2ヶ月であり、一年生存率は28%であった。全生存期間の中央値(MST)は18.8ヶ月であり、一年生存率は68%、2年生存率は29%であった。有害事象の判定はCTCAE v3.0を用いて行い、Grade3の有害事象は貧血3例、白血球減少2例、食欲低下2例、全身倦怠感1例であり、Grade4以上の有害事象は認めなかった。考察:Second line chemotherapyとしてのCPT-11+CDDP併用療法は安全に施行でき、一次療法の化学療法に耐性となった症例に有効であると考えられた。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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