演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発食道癌に対する集学的治療戦略-高精度放射線治療とサルベージリンパ節郭清術-

演題番号 : P8-9

[筆頭演者]
山辻 知樹:1 
[共同演者]
田村 卓也:1、石田 尚正:1、平林 葉子:1、高岡 宗徳:1、繁光 薫:1、中島 一毅:1、羽井佐 実:1、赤木 由紀夫:2、廣川 裕:2、猶本 良夫:1

1:川崎医科大学 総合外科学、2:広島平和クリニック

 

【目的】我々はこれまでに胸部食道癌手術症例の検討を通じ胸部中下部食道癌において術中所見で反回神経沿いリンパ節に転移がみられない症例では頸部郭清を行わなくとも生存率に差がないことを報告し(日外科系連会誌35,509-515,2010)、頸部再発に対して追加郭清を行っても根治性を損なわないと考えている。しかし気管/動脈浸潤を伴う再発症例に対しては外科的郭清が困難で治療方針の選択に難渋している。近年定位照射やIMRTをはじめとした高精度放射線照射治療技術の向上に伴い、気管/動脈浸潤を疑う再発に対しては放射線治療を先行し、コントロールできない遺残病巣に対してサルベージリンパ節郭清術Salvage Lymphadenectomyを行っている。局所進行再発食道癌に対する外科的手術と化学放射線療法の新たな概念であるサルベージリンパ節郭清術の意義と治療効果について報告する。【成績】2010年4月~2013年4月までに胸部食道癌に対する食道切除術後の頸部・縦隔リンパ節再発を来した症例は7例で、4例には追加郭清を施行したが、3例は気管あるいは血管浸潤を疑いNovalisTxを用いたIMRTを化学療法併用にて施行した後に追加郭清を行った。3例全て郭清組織内に扁平上皮癌viable cellを認めたが全例生存中。【考察】再発リスクの高い症例では3~6ヵ月ごとPETCTによる検索が行われ、比較的早期の再発が診断されることも治療選択の幅を広げる一因であると考えた。

キーワード

臓器別:食道

手法別:集学的治療

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