演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

遠隔リンパ節転移を有する高度進行食道癌に対する術前DCF治療の検討

演題番号 : P8-6

[筆頭演者]
成宮 孝祐:1 
[共同演者]
太田 正穂:1、工藤 健司:1、佐藤 拓也:1、白井 雄史:1、大杉 治司:1、山本 雅一:1

1:東京女子医大 消化器病センター外科

 

局所は切除可能であるが広範囲にリンパ節転移を有する高度進行食道癌を輪症上散見する。放射線治療としては範囲が広く手術でも根治が期待できないため化学療法を先行投与するが効果については芳しくないのが現状である。今回我々は遠隔リンパ節転移を有し、局所は切除可能であった進行食道癌患者に対し化学療法後に手術施行し、病理学的効果判定が可能であった12症例中、DCF療法を行なった4症例につき(1)患者背景(2)病理効果判定(3)予後(4)再発形式につき検討を加え報告する。(結果)(1)平均年齢68.5歳(65-74)男:女4:0 占居部位Mt:Lt=2:2 腫瘍型1型:2型:3型1:1:2、病理 高分化型扁平上皮癌:中分化型扁平上皮癌:低分化扁平上皮癌1:1:2、進行度 T3N4(#16 2例、#8 2例)M0 StageIVa=4例,DCF 1コース:2コース:5コース=1:2:1、Toxicity Grade2 腎機能障害、Grade4血液毒性、効果判定 PR:SD=3:1,手術 全例右開胸開腹食道切除術 (2)Grade1a:Grade1b:Grade2=1:2:1(3)1例のみ1005日間無再発生存、180日、450日、510日それぞれ原病死 (4)リンパ節再発2例、肝転移1例 (考察)同時期に施行されたFP治療では病理学的効果判定が1b以上は8例中1例であり、生存期間も540日が最大であった。以上の結果より遠隔リンパ節転移を有する高度進行食道癌に対するDCF療法はToxicityは高度であるがFPよりは若干効果的である印象であり、今後は放射線治療を含めた集学的治療の検討がさらに必要であると思われる。

キーワード

臓器別:食道

手法別:集学的治療

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