演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

乳癌の皮膚浸潤に対するMohsペースト使用経験.パウチ法を用いた6症例の検討

演題番号 : P77-8

[筆頭演者]
加藤 洋介:1 
[共同演者]
尾山 佳永子:1、古谷 裕一郎:1、西田 洋児:1、吉田 周平:1、出村 嘉隆:1、奥田 俊之:1、太田 尚宏:1、開 千春:2、長谷田 泰男:3、原 拓央:1

1:厚生連高岡病院 外科、2:厚生連高岡病院 看護部、3:厚生連高岡病院 形成外科

 

皮膚浸潤を伴った切除不能進行乳癌において,腫瘍部からの出血や浸出液,悪臭により,著しく患者のQOLが損なわれることがある.Mohsペーストは塩化亜鉛を主成分とする組織固定剤で,近年緩和医療分野においてその有用性が報告されている.当院では2010年より院内調剤を行い,人工肛門装具を用いたパウチ法で,進行乳癌6症例に対してのべ13回使用した.平均年齢は70.2歳で全例女性.使用目的は出血6例,浸出液3例,悪臭3例(重複含む).全症例で他覚的所見と自覚症状の改善が得られた.有害事象として疼痛を3例,掻痒感を1例認めたが,重篤な有害事象を認めず,局所症状の制御が困難な進行乳癌症例において安全で有効な治療法と思われた.当院では皮膚・排泄ケア認定看護師と形成外科医,乳腺外科医による専任のチームで入院のうえ治療にあたっており,Mohsペーストの安全な使用には薬剤の調製や塗布に際して多職種間での連携や情報共有が重要と思われた.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:緩和医療

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