演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行再発乳癌におけるEriblinとTrastuzumab併用療法の安全性の検討

演題番号 : P76-6

[筆頭演者]
八十島 宏行:1 
[共同演者]
増田 慎三:1、水谷 麻紀子:1、増田 紘子:1、田口 裕紀子:1、四方 文子:2、江並 亜希子:2、槇原 克也:2、加藤 あい:2、森 清:3、真能 正幸:3、中森 正二:1、関本 貢嗣:1

1:国立病院機構大阪医療セ 外科・乳腺外科、2:国立病院機構大阪医療セ 乳腺グループ、3:国立病院機構大阪医療セ 病理診断科

 

【背景】転移再発のHER2陽性乳癌においては、Trastuzumab(T)と抗チュブリン阻害作用を有する抗癌剤との併用治療が行われることが基本である。Eriblin(ERI)は2011年7月に発売された薬剤であるが、T併用の使用成績情報は限られている。【目的/方法】2011年8月から2013年4月に、PS0~2のアンスラサイクリンおよびタキサン系抗癌剤既治療の進行再発乳癌を対象に、ERI単独もしくはERI+Tの併用療法を実施した症例をデータベースから抽出した。それらの有効性および安全性について検討した。【結果】30例が抽出され、内訳はHER2陰性が18例、HER2陽性が12例。そのうちERI単独投与が21例、ERI+Tの併用療法が9例。ERI単独投与の前治療の中央値は3レジメン、併用療法の前治療中央値も3レジメンであった。またERI投与サイクルは中央値4サイクル、併用療法では5サイクルであった。有効性に関してはERI単独では最良効果がPR2例、SD7例、PD10例であり、ERI+Tの併用ではPR3例、 SD3例、PD1例であった。安全性については、ERI単独においては血液学的毒性における減量が7例、中止が1例であったのに対して、ERI+T併用療法では血液学的毒性による投与延期が2例のみで未だ減量や中止などの症例は経験していない。【結論】HER2陽性乳癌においても、ERI+T併用療法は、安全に外来通院ベースで遂行可能と考えられた。また、アントラサイクリン系、タキサン系、Trastuzumab既治療例でも有効性が示され、その有望性が期待できる。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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