演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

乳癌術前化学療法の効果予測因子についての検討

演題番号 : P76-5

[筆頭演者]
島田 浩子:1 
[共同演者]
杉谷 郁子:1、廣川 詠子:1、佐野 浩:2、上田 重人:1、重川 崇:1、松浦 一生:2、高橋 孝郎:1、大崎 昭彦:1、佐伯 俊昭:1、永田 耕治:1

1:埼玉医大国際医療セ、2:埼玉医大病院

 

【目的】乳癌術前化学療法を施行した乳癌患者の治療効果予測因子について検討した。【対象と方法】2008年から2012年7月までに当院で乳癌と診断され、術前化学療法を施行した76症例を対象とした。使用レジメンは、個々の症例に応じてEC followed by docetaxel療法、EC療法、docetaxel療法、docetaxel+carboplatin+trastuzumab療法、nab-paclitaxel followed by EC療法などから選択した。【結果】ホルモン受容体陽性・HER2陰性は28症例(36.8%)、ホルモン受容体陽性・HER2陽性は5症例(6.6%)、ホルモン受容体陰性・HER2陽性は18症例(23.7%)、ホルモン受容体陰性・HER2陰性は25症例(triple negative、32.9%)であった。乳房温存率は36症例(47.4%)であった。組織学的効果判定でGrade3を認めた症例は12症例、pCR率は15.8%であり、ホルモン受容体陽性・HER2陰性は1症例(8.3%)、ホルモン受容体陽性・HER2陽性は1症例(8.3%)、ホルモン受容体陰性・HER2陽性は5症例(41.7%)、triple negativeは5症例(41.1%)であった。【考察】乳癌術前化学療法はtriple negative、HER2陽性症例に有用であった。現在までにKi-67を測定している症例(39症例)では、当院でKi-67のcut off値として設定している20%以上の症例に治療効果を認める傾向にあり、今後は臨床的、病理学的治療効果と病理学的因子(癌幹細胞マーカーなど)との相関を検討する予定である。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:その他

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