演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

パクリタキセル既治療進行・再発乳癌におけるドセタキセルの臨床的効果の検討

演題番号 : P76-4

[筆頭演者]
尾崎 信三:1 
[共同演者]
船越 拓:1、小河 真帆:1、杉本 健樹:1、花崎 和弘:1

1:高知大医学部 外科1

 

【目的】パクリタキセル(PTX)既治療の進行・再発乳癌に対するドセタキセル(DTX)の臨床的有用性を検討する。【対象】2003.1月~2012.12月まで、当科においてDTXを使用した進行・再発乳癌のうち、PTX使用歴のある患者16例を対象とした。【方法】PTX不応あるいは中止例にDTX単独あるいはDTX+トラスツズマブ(HER)併用療法を施行した症例の腫瘍学的特徴、再発状況、前治療の状況、DTX投与時期・期間等と効果の関係、有害事象について後ろ向き検討を行った。【結果】腫瘍学的特徴はER陽性7例、陰性9例、HER2陽性5例、陰性7例、不明4例。転移臓器数は1〜5(中央値2)。PTX使用状況は術前1例、術後補助1例、再発時治療14例で、投与期間は1〜51カ月(中央値5)。再発例における無再発生存期間(RFS)は3〜240カ月(中央値38)。DTXの使用次数は1〜6次(中央値4)で、使用法は全身状態等により用量は40〜75/m2で単独あるいはHER併用のレジメンを使用した。使用サイクルは1〜19回(中央値4)。DTXの臨床的有用率は38%でTTFは2〜24カ月(中央値2.5)であり、DTXの効果は使用方法や前治療数、腫瘍学的特徴との相関は認められなかった。有害事象での中止例はgrade3 皮疹が1例、grade2 の消化器症状が1例のみであった。【結語】DTXはPTX既治療例でも、PS状況等に応じてdose controlを行うことで安全な使用と臨床的有用性が期待でき、進行・再発乳癌の有用な選択肢の1つと考えられる。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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