演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

センチネルリンパ節生検陽性例における腋窩リンパ節郭清後の転移リンパ節の検討

演題番号 : P75-13

[筆頭演者]
杉谷 郁子:1 
[共同演者]
重川 崇:1、松浦 一生:1、島田 浩子:1、廣川 詠子:1、上田 重人:1、高橋 孝郎:1、大崎 昭彦:1、佐伯 俊昭:1、永田 耕治:1,2

1:埼玉医大国際医療セ 乳腺腫瘍科、2:埼玉医大国際医療セ 病理診断科

 

【背景と目的】乳癌におけるセンチネルリンパ節生検(SNB)は標準治療として行われるようになった。当施設では術中迅速診断でセンチネルリンパ節(SN)転移陽性の場合には腋窩リンパ節郭清(Ax)を行っている。その中でcN0であったにも関わらず、術後病理組織学的診断にてSN以外に多発リンパ節転移を認める症例があった。それらの症例について画像、病理組織学的に特徴がないか検討した。 【対象と方法】2011年7月より2012年12月までの1.5年間に手術を行った原発性乳癌症例565例中、術前N0と診断されSNBを施行した乳癌患者433例を対象とした。SNBは色素法と Radioisotope 法を併用して行った。術中迅速病理診断でSN転移陽性と診断した症例にはAxを追加した。SN転移陰性だったが、永久病理診断でSN転移陽性と診断した症例(7例)は除外した。【結果と考察】永久病理診断でのSN転移陽性は433例中89例(20.6%)であった。術式別にみると乳房温存術(Bp)症例では229例中35例(15.3%)、乳房切除術(Bt)症例では204例中54例(26.5%)がSN転移陽性であり、Bt症例はBp症例と比較してSN転移陽性率が高かった。Axを施行した症例は82例であり、7例は永久病理診断でSN転移陽性と診断した。Axを追加した82例のうち、SN以外に転移を認めた症例は82例中27例(32.9%)であった。LN転移個数(SN転移も含める)は1個:46例(56.0%)、2個:15例(18.2%)、3個:4例(4.8%)、4個以上:17例(20.7%)であった。 これらの結果を踏まえ、SN以外に転移を認めた27例について画像評価を改めて行い、正診率を検討する。さらに明らかにcN0であった症例については病理組織学的(組織型、Grade、Subtype別など)に評価し、SN以外に転移を認めなかった症例と比較して、特徴的な所見がないか考察する。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:診断

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