演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

センチネルリンパ節生検陰性例における腋窩リンパ節再発症例の検討

演題番号 : P75-12

[筆頭演者]
宮国 孝男:1 
[共同演者]
小野 亮子:1

1:那覇市立病院 外科

 

【はじめに】センチネルリンパ節(SLN)生検陰性例における腋窩リンパ節再発例は0.2~1.0%と報告されている。2001年1月~2012年12月までに当院で手術を受けた乳癌症例のうち、SLN生検で転移陰性と診断され腋窩リンパ節郭清省略された症例を対象とした。術前化学療法施行症例、非浸潤癌症例を除外した404例のうち、腋窩リンパ節再発を来たした3症例(0.74%)について臨床病理学的検討を行った。【結果】再発例の平均年齢は61.3歳、平均腫瘍径は1.9cm、初回手術から再発までの期間は29.3カ月であった。3例とも乳房温存術が施行されていたが1例には乳房照射が施行されていなかった。病理組織型は乳頭腺管癌2例、充実腺管癌1例で、ホルモン受容体は陽性2例、陰性1例であった。HER2蛋白は3例とも陰性であった。核グレードは3が1例、2が1例であった。3例とも腋窩リンパ節再発後に腋窩リンパ節郭清術が施行され、平均リンパ節転移個数は6.3個であった。2例は無再発生存中であるが、1例は他病死した。【結語】SLN生検陰性で腋窩リンパ節郭清省略された症例では腋窩リンパ節再発時に多数のリンパ節転移を伴う症例が認められた。SLN生検後の経過観察は慎重に行う必要があると考えられた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:手術療法

前へ戻る