演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

転移性脳腫瘍の局所再発病変に対するガンマナイフ再治療の効果

演題番号 : P72-10

[筆頭演者]
中谷 幸太郎:1 

1:熱海所記念病院 脳神経外科

 

はじめに
近年の定位放射線治療は転移性脳腫瘍の症例が非常に多いが、その治療の特性から経過中の新病変出現や局所再発によりその都度治療が必要となる。しかし、治療の選択肢は限られており、再度ガンマナイフ治療を行う場合も多い。今回は局所再発のために当院にて再度ガンマナイフにより治療を施行した症例の治療成績について報告する。
対象・方法
2009年10月より2013年1月末までに当院でガンマナイフ治療を施行した転移性脳腫瘍685症例のうち、経過観察中に局所再発が認められ再治療を行った46症例を対象とした。男性23例、女性23例で、平均年齢64.4歳。原発巣は肺がん23例、消化器がん12例、乳がん6例、卵巣がん2例、甲状腺がん、肝細胞がん、腎がんがそれぞれ1例ずつであった。初回治療から再治療までの期間の平均は8か月であった。再ガンマナイフ治療時の再発病巣数は平均2か所で、平均治療線量は17.3Gyであった。
結果
治療後はMRI画像を主体として定期的な経過観察を行い評価したところ、局所再発が23例、縮小23例であった。再発症例のうち再度ガンマナイフ治療を施行したのは18例、腫瘍が大きいことや強い脳浮腫の増悪・進行により開頭手術の適応と判断されたのが5例であった。
結語
転移性脳腫瘍の局所再発時には施行可能な治療が限られているため、ガンマナイフの再治療を行うことも少なくない。当院での治療成績ではその腫瘍抑制効果は50%であった。このことから再治療での照射には、照射線量を上げたり、分割照射を試みたりといったことが必要ではないかと考える。

キーワード

臓器別:脳神経

手法別:放射線治療

前へ戻る