演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Bevacizumab使用例における心機能の検討

演題番号 : P71-13

[筆頭演者]
小田 裕靖:1 
[共同演者]
水野 聡朗:1、田丸 智巳:1、石原 幹也:1、野村 英毅:2、山下 芳樹:1、中村 卓:1、土肥 薫:3、菅原 由美子:1、坂口 春奈:1、澤木 昭彦:1、影山 慎一:1、片山 直之:1

1:三重大学医学部附属病院 腫瘍内科、2:遠山病院 内科、3:三重大学医学部附属病院 検査医学

 

背景:Bevacizumabはvascular endothelial growth factor (VEGF) ligandをターゲットとしたモノクローナル抗体であり、乳癌・大腸癌・肺癌などの幅広いがん種で使用されている。Bevacizumabを含むVEGF-targeted agentsは高血圧・蛋白尿・創部治癒遅延・血栓症などの有害事象が知られていたが、近年になって心不全との関連も注目されている。対象と方法:Bevacizumabを含む化学療法を実施する進行癌患者を対象に、治療前・治療3ヶ月後・6ヶ月後の心機能を心エコーにて評価した。我々の施設で2012年9月から2013年3月までに15例が登録された。結果:患者背景(n=15)は、年齢中央値58才(範囲35-77)、全例女性、がん種は乳癌11例、大腸癌4例、併用レジメンはPTX 11例、FOLFOX 2例、XELOX 2例であった。5例で術後胸壁照射、7例でアンスラサイクリンの投与歴があった。治療前の左室駆出率(LVEF)は全例60%以上であった。15例中、3例で原疾患の増悪により早期中止となったが、12例で心機能を3カ月以上フォローアップできた。乳癌の1例でうっ血性心不全を発症したが、心エコー上はLVEFの低下は認めなかった。考察:心不全発症例の背景・臨床経過を中心に若干の文献的考察を交えて報告する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:分子標的治療

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