演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

後方支援病院における乳腺外来と看護の現状と課題

演題番号 : P70-7

[筆頭演者]
浅野 早苗:1,2 
[共同演者]
富吉 直美:2、川嵜 玲子:2、堀本 弥生:2、梶山 明子:2、梶野 百合恵:2、内堀 恵子:2

1:広島大学大学院医歯薬保健学研究科 博士課程後期、2:本永病院

 

〔背景〕当院は病床数180床の後方支援病院で、現在は高齢者の在宅療養支援を中心に主に地域住民の医療を行っている。2011年11月から乳腺外来を新設し、大学病院と連携して乳がん治療を施行している。後方支援病院における乳腺外来の現状と課題について報告する。〔現状〕当院の乳腺外来は、大学病院からの非常勤医師により週1回、水曜日の午後に診療が行われている。開設からの2年間で延べ322名が受診し、そのうち10%が乳がん検診を目的に来院していた。2013年1月~5月では10名に悪性腫瘍が発見された。悪性腫瘍診断後は本人の希望を考慮して、がん診療連携拠点病院と連携をとり治療施設を決定している。開設当初は他施設で通院治療受けたのち当院でfollow upしていたが、通院負担などの理由から当院で通院治療を希望する症例も増え、現在では平均10名/月の外来化学療法を施行している。現時点では専用の治療室が確保出来ず、また専任の看護師、薬剤師を配置することが出来ないため、治療は病棟の空きベッドを利用して実施している。薬剤の調剤は担当する病棟看護師が行っている。ハード面は不十分でも患者からは「医師にゆっくりと診療してもらえるので安心」「看護師と話をする時間が十分にある」などの発言が聞かれている。また多職種による乳腺情報共有会議を1回/月開催し、病院全体での患者サポートを目指している。〔課題〕乳腺外来診療時間外には乳腺専門医が不在のため、常勤の一般外科医師または看護師が対応している。今後は急変時対応フローチャートや症状別トリアージを作成し、統一した対応を行うとともに通院治療患者への支援の充実を図る必要がある。今後、外来化学療法患者数の増加が予測されるため、化学療法が実施できる人材育成を行うとともに、ハード面の充実を図ることが課題と考える。

キーワード

臓器別:その他

手法別:その他

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