演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

東邦大学におけるがん多職種連携教育の取り組み

演題番号 : P70-5

[筆頭演者]
菊池 由宣:1 
[共同演者]
大津 秀一:2、中村 陽一:3、渡邉 利泰:2、中村 和美:4、大久保 良子:4、森口 容子:4、黒澤 亮子:4、祖父江 由紀子:4、渡辺 和美:5、村上 好恵:4、島田 英昭:1

1:東邦大学大学院 臨床腫瘍学講座、2:東邦大学医学部医学科総合診療・救急医学講座(大森)、3:東邦大学医学部医学科外科学講座一般・消化器外科学分野(大橋)、4:東邦大学大学院看護学研究科、5:東邦大学大学院薬学研究科

 

平成19年度に「がん対策基本法」が施行されたことにより文部科学省は平成19年度から23年度の5年間にわたり「がんプロフェッショナル養成プラン」を行った。5年間の事業が終了し、がんに関する専門資格取得に特化した大学院教育コースが全国的に開設され、日本のがん専門医療人の教育システムが大きく変革した。しかしながら日本のがん教育・研究・診療体制の基盤を形成するためには、放射線療法、化学療法、緩和医療に特化した臓器横断的な講座の設置数はいまだ不十分である。平成24年度から新たに「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」が開始され、本校は東京大学、横浜市立大学、自治医科大学とで共同事業を開始した。本校は医学研究科、薬学研究科、看護学研究科の医療系3研究科を有していることから従来とは異なる教育手法の導入等の教育改革をするため、「医学研究科腫瘍学専攻がん多職種連携教育コース」を大学院に立ち上げた。その一環として臓器横断的な講座を設置すべく大学院医学研究科に「臨床腫瘍学講座」を2012年8月に設立した。東邦大学のがん教育改革の特徴として1.多職種グループによるワークショップ形式での演習2.患者理解のためのがんコミュニケーション能力向上の支援教育3.連携大学での新規抗がん剤開発研究の参画4.多職種間が共同で参加するキャンサーボードにおける演習5.多職種間における共通e-ラーニングシステム教育6.地域医療に従事する多職種医療従事者へのがん生涯教育7.介護・子育て両立のためのがん教育継続学習支援の7つを行うこととした。大学院のシラバス内に模擬症例を用いて医師(大学院生)、看護師、薬剤師との多職種間のグループによるワークショップ演習1単位と医師と看護師役をそれぞれ体験させ、医療従事者と患者、医療従事者と患者家族、医療従事者間でのコミュニケーション能力向上のための演習1単位を必須とした。また講義の中には診断学、治療学等の医学だけでなく「がん看護専門看護師」、「がん関連認定看護師」、「がん専門薬剤師」を講師とする看護学と薬学を学ぶことにより多職種間での知識の共有化とチーム力の向上を目指した講義内容とした。

キーワード

臓器別:その他

手法別:その他

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