演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

80歳以上の高齢者に対する食道癌治療の検討

演題番号 : P7-8

[筆頭演者]
片柳 創:1 
[共同演者]
岩崎 謙一:1、高橋 恒輔:1、林 可奈子:1、須田 健:2、星野 澄人:2、立花 慎吾:2、伊藤 一成:2、高木 融:2、河地 茂行:1、土田 明彦:2、島津 元秀:1

1:東京医科大学八王子医療センター 消化器外科・移植外科、2:東京医科大学外科学第三講座

 

諸言:我が国における高齢化は急速に進んでおり、高齢者の食道癌症例も増加傾向にある。平成23年の厚生労働省の簡易生命表による80歳の平均余命は男性8.39、女性11.36年で食道癌治療により余命を延長できる可能性がある。目的:80歳以上の食道癌症例について検討した。対象および検討項目:2008年以降に当科で食道癌に対して加療した80歳以上の28例で男性19例,女性9例,平均年齢83歳。化学療法は通常量の50%doseとした。併存症,治療法およびその効果,予後について検討した。結果:循環器系13例,悪性腫瘍6例,認知症3例,糖尿病2例あり計22例に併存症を認めた。治療は化学放射線療法が19例(Low dose FP 9例、High dose FP 8例、DCF、5-FU内服各1例),ESD/EMR 5例,放射線単独3例、無治療1例であった。化学放射線療法の効果はCR 4例,PR 7例でgrade3以上の有害事象は6例で内訳は白血球減少3例,好中球減少2例,血小板減少,食思不振,肺炎各1例であった。8例が永眠されたが原病死は4例で残りの4例は他病死であった。結語:高齢者の食道癌に対する化学療法は50%に減量することによって施行可能であると考えられた。ただし合併症も多いためより慎重な経過観察が重要ある。

キーワード

臓器別:食道

手法別:化学療法

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