演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

外来化学療法を受ける患者の緩和ケア・サポートの必要性について

演題番号 : P68-13

[筆頭演者]
本田 由佳理:1 
[共同演者]
山内 美咲:1、玉城 美耶子:1、田中 健嗣:2、西原 実:3

1:社会・医療法人かりゆし会ハートライフ病院 看護部、2:薬剤部、3:外科

 

【背景】がん化学療法は患者にとって病名告知から治療まで計り知れない不安と戸惑いの中で始まる。現在では、がんの診断と同時に緩和ケアの必要性が求められており、外来化学療法を行う上でも重要な支援のひとつである。【目的】当院における外来化学療法の緩和ケアはどのようものかを知るために、外来化学療法を受けている患者の家族やそれぞれの職種の医療従事者がどのように関わっているのか、苦痛緩和の現状はどうなっているのかを探る。【対象】H25年4月1日~4月26日の期間、外来通院治療室で化学療法を受けている消化器外科、乳腺外科、血液内科、婦人科の患者で治療時間内で当研究に同意が得られた37名を対象とした。【方法】緩和ケアの全人的苦痛の身体面・社会面・精神面・スピリチュアルな面で苦痛の内容等について質問紙調査法に基づいて記入してもらった。【結果】身体面では、だるさ(22.4%)、食べられない(14%)の訴えが多く挙げられた。対処として家族(34%)、医師(29%)、看護師(21%)に相談していた。現在71%の患者の苦痛は消失、軽減している。社会面では、経済的な問題(38%)、仕事上の問題(12%)が挙げられ、対処として家族(65%)、医師(10%)に相談していた。現在では38%の患者の苦痛が消失・軽減しているが、30%の患者さんは不変と回答している。精神面では、将来に対する不安(40%)、病気に対する恐れ(38%)が多く挙げられ、対処として家族(48%)医師(23%)看護師(12%)に相談していた。現在は46%の患者の苦痛が消失・軽減している。スピリチュアルな面では、これからの生き方について(45%)、死生観について(18%)の悩みを挙げており対処として家族(53%)、医師(21%)、看護師(10%)に相談していた。現在は43%の患者の苦痛が消失・軽減している。【結論】外来化学療法を施行している患者の全人的苦痛に対し、あらためて家族の重要性が明らかになった。今後は医師・看護師の関わりだけでなく薬剤師・ソーシャルワーカー・臨床心理士など他職種の関わりをもっと増やすことで苦痛の軽減を図っていきたい。

キーワード

臓器別:その他

手法別:がん看護

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