演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発・難治性多発性骨髄腫に対するレナリドミド、デキサメタゾン併用療法の治療成績

演題番号 : P67-1

[筆頭演者]
山田 晴士:1 
[共同演者]
猪股 知子:1、中村 真:1、小西 順:1、久保西 四郎:1、朝倉 昇司:1、角南 一貴:1

1:国立病院機構岡山医療センター 血液内科

 

【背景および目的】難治性の形質細胞腫瘍である多発性骨髄腫の治療は免疫調節薬の登場により大きく変わった。レナリドミドは2010年7月に再発・難治性多発性骨髄腫に対し承認・市販された。レナリドミドはサリドマイドの誘導体であり、より強力なTNF-α分泌抑制作用、抗炎症作用、T/NK細胞活性化作用を持つ。また、サリドマイドではみられなかったADCC活性の増強効果が確認された。今回我々は再発・難治性症例に対し、レナリドミド、デキサメタゾン(LD)併用療法を施行し治療効果および有害事象について報告する。【対象および方法】2010年8月から2012年12月までにLD療法を行った61例を対象とした。年齢の中央値は71歳(42~88歳)、男女比は37:24、病型はIgG型が39例、IgA型が11例、Bence-Jones型が10例、非分泌型が1例であった。レナリドミドは5~25mg/日 21日間で開始し、4週間隔で繰り返した。デキサメサゾンは8~40mg/日 週1回で開始した。年齢、腎障害、有害事象に応じて適宜減量、投与延期を行った。治療効果の判定はIMWG基準に準拠した。【結果】治療効果はsCRが2例(3%)、CRが1例(2%)、VGPRが10例(16%)、PRが27例(44%)、SDが17例(28%)、PDが4例(7%)で奏効率(RR)は65%であった。2年無増悪生存率(PFS)は48%、2年全生存率(OS)は72%であった。【結論】RR、PFSおよびOSは海外の臨床試験の成績と同等と思われ、LD療法は日本人においても再発・難治性の多発性骨髄腫患者に対して有効な治療法と考えられた。

キーワード

臓器別:造血器・リンパ

手法別:分子標的治療

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