演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

前立腺全摘除術施行症例における一般健康関連および疾患特異的QOLの比較

演題番号 : P65-8

[筆頭演者]
村蒔 基次:1 
[共同演者]
熊野 晶文:1、日向 信之:1、古川 順也:1、原田 健一:1、田中 一志:1、三宅 秀明:1、藤澤 正人:1

1:神戸大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学分野

 

【目的】内視鏡下小切開前立腺全摘除術(RRP)あるいは腹腔鏡下前立腺全摘術(LRP)あるいはロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)施行後1年以上経過した症例のQOLの違いを比較した。【対象と方法】2007年8月から2013年4月までに限局性前立腺癌の診断にてRRPまたはLRPまたはRARPを施行後,少なくとも1年の経過観察を行なった194症例を対象とした。一般健康関連QOLおよび疾患特異的QOLを,それぞれSF-8およびEPICを用いて評価し,術後1年以上経過後のQOLを術式別に比較した。【結果】RRP、LRPおよびRARP施行症例はそれぞれ58、57および79例であり、年齢、PSA値、病理学的諸因子に有意差は認めなかった。RRP群における出血量はLRPおよびRARP群よりも有意に多かったが、その他の周術期データーは術式間に有意差を認めなかった。RRP群とLRP群の比較において、SF-8では全ての項目について術後に有意に低下した項目は無く、術式間に有意差を有する項目は存在しなかった。EPICでは排尿(総合)、性(総合)、排尿機能、尿失禁および性機能について術後に有意に低下したが、術式間に有意差は認めなかった。【考察】RRP群における健康関連QOLおよび疾患特異的QOLは、LRP群と比較して同等であった。治療満足度に影響を与える因子として、術後尿失禁および術後性負担感が重要であることが示唆された。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:QOL

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