演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における前立腺癌永久挿入密封小線源療法導入後の前立腺癌治療の変遷

演題番号 : P65-2

[筆頭演者]
玉城 光由:1 
[共同演者]
中村 憲:1、小林 裕章:1、矢木 康人:1、香野 友帆:1、西山 徹:1、斎藤 史郎:1

1:東京医療セ 泌尿器科

 

(目的)2003年9月に前立腺癌永久挿入密封小線源療法(BT)が導入されて10年経過したが、その間に当院で前立腺癌と診断された癌の性質および治療法の推移を確認する。 (方法)2004年、2008年、2012年に当院で針生検を施行し、前立腺癌と診断された447例を対象とし、それぞれの年において発見された癌の性質および実施された治療法に関しての年別の推移を検討した。 (結果)年齢の平均値は2004年、2008年、2012年で71.21歳、72.25歳、72.88歳であり差はなかった。PSAの中央値は10.4 ng/ml、9.11 ng/ml、9.28 ng/mlであった。 risk分類(NCCNガイドライン)では2004年の126症例中、低リスク群は22例(18%)、中間リスク群は57例(45%)、高リスク群は47例(37%)であった。それら126人の患者が受けた治療は、BTが27例(21%)、前立腺全摘出術(RRP)が33例(26%)、外照射(EBRT)が8例(6%)、ホルモン療法(HT)が43例(34%)、経過観察が2例(2%)、他院紹介が12例(10%)、その他が1例であった。2008年は148症例中、低リスク群が37例(25%)、中間リスク群が60例(41%)、高リスク群が51例(34%)であった。治療方法は148症例中BTが66例(45%)、RRPが18例(12%)、EBRTが3例(2%)、HTが45例(30%)、経過観察が3例(2%)他院紹介が12例(8%)、その他が1例であった。2012年では173例中、低リスク群が60例(35%)、中間リスク群が70例(40%)、高リスク群が43例(25%)であった。治療としては173症例中BTが84例(49%)、RRPが9例(5%)、EBRTが6例(3%)、HTが45例(26%)、経過観察が15例(9%)、他院紹介が10例(6%)その他が4例であった。年とともに低リスク群の増加、高リスク群の減少が見られ、治療方法ではBTの選択が増加し、RRP、HTの選択は減少傾向にあった。 (結語)治療方法の選択においては患者の選択を最優先にしているが、BT自体およびその有効性に対する認知度が進み、当院で診断のついた患者においてはBTが選択される率が年とともに増加した。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:疫学・予防

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