演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

限局性前立腺癌の初期治療としてホルモン療法を選択した患者の長期経過

演題番号 : P63-5

[筆頭演者]
南里 正之:1 
[共同演者]
南里 正晴:1、南里 和成:1

1:南里泌尿器科医院

 

(目的)限局性前立腺癌の初期治療としてホルモン療法を選択した患者の治療経過と長期予後に関して検討した。
(対象)2006年12月末までに限局性前立腺癌と診断され、初期治療としてホルモン療法を選択し、2012年12月末まで継続して経過観察している61例を対象とした。
(結果)平均年齢は73歳、治療前のPSA値の中央値は9.5ng/ml、D’Amicoのリスク分類では低リスク群16例、中リスク群20例、高リスク群25例、観察期間は70-132か月(中央値86か月)であった。最終診察日に44例はLHRHアナログ製剤中止中であったが、42例はPSA低下が理由であった。癌死1例、局所浸潤に対して2例に放射線治療を行っていた。最終診察時のPSA値が1.0ng/ml未満の症例は34例、10.0ng/ml以上の症例は6例であった。AMIを発症した症例は2例、圧迫骨折の発症はなかった。
(まとめ)限局性前立腺癌に対するホルモン療法は長期的にPSA値を抑えられ、LHRHアナログ製剤を中止にすることが可能な症例が多かった。しかしながら少数例ではあるがPSA上昇、局所浸潤や癌死、心血管障害の併発も認められた。限局性前立腺癌に対するホルモン療法は症例によっては、長期的にも有用な治療法の一つになり得る。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内分泌・ホルモン療法

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