演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

前立腺癌初回内分泌療法後の癌特異的生存についての検討(J-CAPRAスコアを用いて)

演題番号 : P63-2

[筆頭演者]
高田 剛:1 
[共同演者]
湊 のり子:1、古賀 実:1、菅尾 英木:1

1:箕面市立病院 泌尿器科

 

【緒言・目的】J-CAPRAスコアは初回内分泌療法後の無増悪生存に関するリスク予測に有用と報告されている。当科における前立腺癌症例のJ-CAPRAスコアと癌特異的生存の相関について検証する。【対象と方法】対象は2000年1月から2013年1月までに前立腺癌と診断し内分泌療法単独で初回治療を行った352例。癌特異的生存率はKaplan-Meier法で算出し、各群の有意差検定はlog-rank検定を用いた。【結果】治療開始時年齢51-100歳(中央値76歳)、観察期間4-4328日(平均1442日)。PSAポイントは0-20:192例、20-100:94例、100-500:33例、>500:33例。Gleason scoreポイントは2-6:102例、7:88例、8-10:162例。T stageポイントはT1a-T2a:81例、T2b-T3a:174例、T3b:56例、T4:41例。N stageポイントはN1:64例、M stageポイントはM1:77例。J-CAPRAスコアの中央値は3で、2以下が162例(46.0%)、8以上が65例(18.5%)。5年/10年癌特異的生存率はJ-CAPRAスコア低リスク群で100%/100%、中リスク群で90.7%/50.2%、高リスク群で63.8%/29.8%(各群間で有意差あり:p<0.01)。またN1群の49例(76.6%)、M1群の77例(79.2%)が高リスク群。また65例がCRPCとなり48例が癌死した。このうち高リスク群はそれぞれ50例(76.9%)、35例(72.9%)であった。【結論】J-CAPRAスコアは前立腺癌に対する初回内分泌療法後の癌特異的生存予測に有用と考えられた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内分泌・ホルモン療法

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