演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における転移性腎癌の臨床的検討

演題番号 : P60-11

[筆頭演者]
石原 理裕:1 
[共同演者]
杉野 智啓:1、中里 武彦:1、檜垣 昌夫:1、小川 良雄:2

1:国立病院機構災害医療センター 、2:昭和大

 

【目的】転移性腎癌症例に対し、臨床的検討を行った。【対象】当院において転移性腎癌と診断され、転移性病変に対し薬物治療を行った25症例を対象とした。【結果】性別は、男性17例、女性18例、年齢は49~83歳(中央値68歳)、25例中24例に腎全摘術もしくは腎部分切除術を行った。MSKCCリスク分類別にはFavorable3例、Intermediate18例、Poor4例であった。初発転移臓器別では、肺14例、骨7例、脳3例、肝2例、皮膚,腎およびリンパ節が1例(複数有)であり、初診時転移を認めなかった症例は9例で、転移出現までの期間は3~84か月(中央値25か月)であった。初回治療として、免疫療法が12例、分子標的製剤が13例、また、二次以降の治療を含めると17例に分子標的製剤が投与されていた。全症例の治療効果は、PR0例、SD7例、PD18例、OS中央値25か月、1年、2年、5年生存率は、それぞれ68%、52%、24%であったが、分子標的製剤投与例に限ると、OS中央値は38.5か月であった。また、MSKCCリスク分類別では1年生存率がそれぞれ、100%、72.2%、0%で、Poor症例の最長観察期間は、4ヶ月であった【結論】分子標的製剤の登場後、進行性腎癌に対する薬物治療に幅ができ、有用性も期待されているが、リスクの高い患者においての予後は依然不良であることが示唆される。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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