演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Sunitinib使用症例における尿蛋白発現に影響する因子の検討

演題番号 : P60-9

[筆頭演者]
佐々 直人:1 
[共同演者]
吉野 能:1、山本 徳則:1、加藤 真史:1、松川 宜久:1、藤田 高史:1、舟橋 康人:1、鶴田 勝久:1、前田 基博:1、高井 峻:1、後藤 百万:1

1:名古屋大 泌尿器科

 

(背景)TKI(Tyrosine Kinase inhibitor)使用症例に、AE(adverese event)として腎機能障害が発現することはあきらかである。Axitinib投与症例に尿蛋白が合併することは既知の事実である。その結果、titrationを調整する、休薬を余儀なくされる。Sunitinibについても血清クレアチニン上昇症例が存在し、合併頻度は不明であるが、重度な尿蛋白出現症例を経験する。(目的)Sunitinib投与症例において、投与期間における尿蛋白出現との関連を検討した。(対象と方法)名古屋大学にて、sunitinibを投与された60症例のうち、投与前後で、継続的に尿蛋白定性検査が行われていた24症例を対象とした。尿蛋白測定については定性にて行い、診療録より、既往歴、採血結果、尿検査結果を抽出し記録した。(結果)内服期間1年未満の症例16例、内服期間1年以上の症例8例の2群に分けて検討した。1年未満の症例において、Acute kidney injuryより一時的に血液透析が必要となった症例を1例経験した。1年未満の症例では尿蛋白の出現が軽度であった。1年以上の症例では、高度な尿蛋白(尿蛋白3+)症例が、4/8例(50%)であった。一方、血清クレアチニンが著明に増加する症例はなかった。(結語)長期投与症例では、高度な尿蛋白出現が臨床経過において認められる傾向がある。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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