演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

筋層非浸潤性膀胱癌に対するピラルビシン術後早期単回膀注療法による再発予防効果

演題番号 : P60-8

[筆頭演者]
池上 要介:1 
[共同演者]
海野 怜:1、永田 大介:1、丸山 哲史:1

1:名古屋市立東部医療センター

 

【目的】筋層非浸潤性膀胱癌に対する再発予防法の一つにTUR-Bt後早期の抗癌剤膀胱内注入療法が有効といわれている。しかし、抗癌剤の種類や注入時間については定まっていない。今回私たちは、TUR-Bt後早期のピラルビシン(THP)膀胱内注入療法が、術後の腫瘍播種などを予防し、再発期間の延長および再発率の低下に効果的を示すか検討した。【対象と方法】2008年1月から2010年12月の期間において初発の腫瘍でTUR-Bt後、筋層非浸潤性膀胱癌と診断された69名(control 群38名、THP群 31名)を対象とした。THP 30mgをTUR-Bt後24時間以内に膀胱内注入し、30分膀胱内把持に排液した。非再発率と副作用を検討した。【結果】Kaplan-Meier法による非再発率はcontrol群 65.9%, THP群 88.6%で、両群間での非再発率を比較するとTHP膀注群で非再発率が高く、log-rank法でP=0.020692と統計学的に有意差を認めた。副作用はすべての症例で認めなかった。【考察】TUR-Bt後24時間以内のTHP膀胱内注入療法は、筋層非浸潤性膀胱癌の再発予防に有用であった。膀胱内保留時間は諸説あるが、30分で十分な効果を認め、副作用も認めず最適な膀胱内保留期間と考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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