演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

腎細胞癌の脳転移症例についての検討

演題番号 : P60-6

[筆頭演者]
新井 康之:1 
[共同演者]
林 裕次郎:1、石津谷 祐:1、武田 健:1、山口 唯一郎:1、中山 雅志:1、垣本 健一:1、西村 和郎:1

1:大阪府立成人病センター 泌尿器科

 

【目的】転移性腎細胞癌の予後は分子標的薬によって改善したが、依然として不良である。今回、腎細胞癌の予後不良因子の1つとされている脳転移について検討を行った。【対象】1985年1月から2013年4月までに当科で加療した腎癌1033例中、脳転移を認めた31例 (3.0%) を対象とした。【結果】男性24例、女性7例。脳転移診断時年齢の中央値は67歳(39~80歳)。原発腎癌の患側は右13例、左18例。腎癌の診断時病期分類は1期2例、2期1例、3期8例、4期20例。腎摘有り27例、腎摘無し4例。病理組織型はclear 25例、papillary 3例、不明3例であった。全例フォロー中に脳転移を認めており、脳転移発症までの期間の中央値は18ヶ月(3~234ヶ月)。脳転移巣の対する治療は手術療法施行14例、放射線療法施行14例、無治療6例。脳転移診断後の生存期間中央値は5ヶ月(0.5~50ヶ月)。全症例の3年生存率は46.9%、5年生存率は26.0%であった。【結語】腎細胞癌の脳転移症例は予後不良であったが、脳転移のリスク、予後因子について検討し報告する。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:その他

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