演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における膀胱尿路上皮癌に対するBCG維持療法の成績

演題番号 : P60-5

[筆頭演者]
原田 健一:1 
[共同演者]
宮崎 彰:1、西川 昌友:1、鄭 裕元:1、熊野 晶文:1、古川 順也:1、日向 信之:1、村蒔 基次:1、三宅 秀明:1、藤澤 正人:1

1:神戸大学附属病院 腎泌尿器科

 

【目的】膀胱尿路上皮癌に対するBCG維持療法の成績を検討した. 【対象と方法】内視鏡切除によりhigh grade尿路上皮癌と診断された22症例を対象とし, 再発予防あるいは上皮内癌に対する治療を目的としてBCG導入療法を6回施行後, 内視鏡手術の3, 6, 12ヵ月後にBCG維持療法を3週連続で施行した.【結果】4例が導入療法施行段階で脱落し, 18例に維持療法を施行した. 脱落の原因は維持療法以前の再発:2例, 肺結核:1例, Reiter症候群:1例であった. 18例の年齢の中央値は76歳(58~88歳),全例が男性であった. 多発腫瘍, T1, CIS随伴および再発歴を認める症例はそれぞれ11例(61.1%), 8例(44.4%), 12例(66.7%)および7例(38.9%)であった. 内視鏡手術後の観察期間の中央値は17カ月であり, 観察期間中の再発を1例のみに認めた. 再発をきたしていない17例中, 維持療法を完遂できずに中止にいたった症例は7例であった. 維持療法中に頻尿, 排尿時痛, 排尿困難, 肉眼的血尿, 発熱などの有害事象を認めたが, G3以上の有害事象として発熱を1例に認めたのみであった. 投与量は全症例81mgで開始したが, 有害事象により減量を必要とした症例は7例であった. 【結論】観察期間は短いが, 膀胱尿路上皮癌に対するBCG維持療法は良好な治療成績および認容性が期待できると考えられた.

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:局所療法

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