演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における進行・再発乳癌患者に対するフルベストラントの効果の検討

演題番号 : P6-3

[筆頭演者]
山口 博志:1 
[共同演者]
田尻 和歌子:1、定永 倫明:2、江見 泰徳:2、伊東 啓行:2、松浦 弘:2

1:福岡県済生会福岡総合病院(済生会福岡総合病) 乳腺外科、2:福岡県済生会福岡総合病院(済生会福岡総合病) 外科

 

【目的】フルベストラントはエストロゲン受容体のダウンレギュレーション作用を有するアゴニスト作用のない新しいタイプの抗エストロゲン薬であり、2011年9 月に閉経後乳癌に対する使用が承認された。当院におけるフルベストラントの効果を後ろ向きに検討した。【対象・方法】2011年11月から2012年12月までの間にフルベストラントによる治療を開始した進行・再発乳癌患者11例を対象とした。フルベストラントは全例500mgを3投目までは2週毎、以降は4週毎に投与した。【結果】年齢中央値64歳(51~82歳)、DFI中央値は6.4年(0.8~9年)、前治療数中央値は1(0~4)で、投与期間中央値は22週(13~58週)であった。効果はPR3例、SD6例(Long SD 3例)、PD2例で、Disease Control Rateは81.8%、Clinical Benefit Rateは54.5%であった。Grade 3以上の有害事象は認めなかった。再発後3次治療以降の使用においてもPRやlong SDを得られた症例も認められた。【結語】フルベストラントは進行・再発乳癌患者において、効果、安全性の面からも使用が勧められると思われ、濃厚な前治療歴を有する症例においても臨床効果を認める症例が存在することから、有用な選択肢のひとつであると考えられた。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:内分泌・ホルモン療法

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