演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院におけるluminalB(HER2type)乳癌の検討

演題番号 : P6-1

[筆頭演者]
上原 正弘:1 

1:京都桂病院

 

(目的)luminal B (HER2 type)乳癌の周術期薬物治療はホルモン剤(ET)やハーセプチン(HCN)のほか抗がん剤(CT)の使用が推奨され,ターゲット治療としてET, HCNの効果が期待できる.そこで当院で治療したluminal B (HER2 type)乳癌症例の予後についてretrospectiveに検討を行った.(対象)2002年3月から2013年3月までのER, PgR, HER2の判明している400例のうちStage IV以外の72例を対象に検討した.周術期治療として無治療5例,CT 1例,ET 24例, CT+ET 15例,CT+ET+HCN18例,ET+HCN 9例施行されていた.(結果)全生存期間,無病生存期間ともにHCN,ET+HCNにて有意に予後良好であったが,CTのみでは差はなかった.また組織学的グレードが高いほど予後不良の傾向があった.11例の再発例を認め初再発巣はリンパ節4例,骨,肺,皮膚がそれぞれ2例,肝1例であった.治療法による再発例の検討はHCN (18.2% vs 10.8%), ET+HCN (17.7% vs 10.5%) で再発率が低値であった.(考察)luminal B (HER2 type)乳癌において周術期治療はCT+ET+HCNが標準治療として推奨されている.今回の検討ではET, HCNをともに使用することが予後改善に対して重要である可能性が示唆された.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:その他

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