演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

卵巣癌肉腫の検討

演題番号 : P59-5

[筆頭演者]
古澤 啓子:1 
[共同演者]
名古 ゆり恵:1、森 繭代:1、宇野 雅哉:1、喜納 奈緒:1、尾崎 喜一:1、八杉 利治:1

1:がん・感染症セ 都立駒込病 婦人科

 

【緒言】卵巣癌肉腫は、まれで予後不良な疾患である。大規模な検討はなく、卵巣癌に準じて取り扱われている。【目的】当院の卵巣癌肉腫症例を検討し、予後因子を探ることを目的とした。【方法】1990年から2013年3月までに当院で診断・治療を行った卵巣癌424例のうち、卵巣癌肉腫と診断された12例を対象とし、組織学的所見や臨床経過を後方視的に検討した。【結果】臨床進行期はIc期1例、III期8例、IV期3例。全生存期間(中央値)は222日、3年生存率23%、5年生存率7.6%であった。組織学的に、癌腫成分は全例が腺癌で、6例は漿液性腺癌であった。肉腫成分はヘテロ5例、ホモ7例であった。組織学的所見と予後の相関は得られなかった。残存腫瘍が1cm未満の症例(optimal)は7例(うち2例は残存なし)、1cm以上の残存例(suboptimal)は5例であった。3年以上の長期生存は3例で、2例はoptimalであったが、1例はsuboptimalであった。【考察】腫瘍減量は上皮性卵巣癌の予後改善に重要であるが、卵巣癌肉腫においては腫瘍減量に加え、化学療法への感受性も予後に反映される可能性が示唆された。【結語】卵巣癌肉腫はまれで予後不良であり、治療成績向上のためには多施設での検討が必要である。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:集学的治療

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