演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮頚部原発漿液性腺癌の1例

演題番号 : P58-9

[筆頭演者]
鈴木 美和:1 
[共同演者]
田中 綾一:1、高橋 円:1、寺本 瑞絵:1、岩崎 雅宏:1、鈴木 孝浩:2、斉藤 豪:1

1:札幌医科大学 産婦人科、2:カレスサッポロ時計台記念病

 

【はじめに】 子宮頚癌に発生する漿液性腺癌は非常にまれである。今回われわれは予後不良であった子宮頸部漿液性腺癌の1例を経験したので報告する。【症例】 63歳、1経妊1経産。不正性器出血を主訴に近医を受診し、子宮頸部に易出血性病変を認め、細胞診を施行したところ、 adenocarcinoma であったため、当院紹介となった。子宮頚部細胞像では核小体が明瞭な腺系悪性細胞が重積し、乳頭状を呈する小集塊を形成しており、組織診では高度核異型を示す腫瘍細胞が、管状乳頭状構造を示す領域と、胞巣状増殖を示す領域が相互移行的に混在し、漿液性腺癌あるいは腺扁平上皮癌を疑った。免疫染色にてCK7(+)、CK5/6(-)、CK-HMW(focal+)、p63(-)、p16(-)、CEA(focal+)であったことより漿液性腺癌と診断した。CTにて傍大動脈リンパ節転移を疑ったが、主病巣はIb1相当であったことより、腹式広汎性子宮全摘出術、両側付属器摘出術、骨盤・傍大動脈リンパ節郭清術を施行した。病理所見では子宮頚部に3.5cmの病巣をみとめ、病巣は子宮峡部にまで達していた。また骨盤・傍大動脈リンパ節に多数の転移を認め、pT1b1N1MAであった。術後化学療法を施行したがリンパ節に再発し、再発後は化学療法に抵抗性であった。【まとめ】子宮頸部漿液性腺癌の1例を経験した。初回手術ではSurgical CRとなり、術後化学療法を施行したが、再発後は化学療法抵抗性であり予後不良な経過であった。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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